神社境内で選考会 今年のミス富士山は身長168センチの書道美女
夏山シーズンを迎えた富士山。裾野にある静岡県富士宮市の富士山本宮浅間大社ではミス富士山コンテストが開催され、身長168センチの書道美女、桑原楓季さんが2017年のミス富士山グランプリに選ばれた。
ミス富士山コンテストは平成元年より開催されており今年で29回目。富士山信仰の総本山の富士山本宮浅間大社境内で例年、開山時期に行われているミスコンだ。選ばれたミス富士山は1年間にわたり、富士宮市と富士宮市観光協会のイベントなどで広く富士宮市や富士山をPRする。 観光協会によると、報道ステーションでお天気キャスターとして活躍しているテレビ朝日アナウンサーの森川夕貴さんや今年のミスユニバースジャパン静岡代表の神戸麻衣さんもミス富士山の出身という。
今年の祈祷殿でのコンテストには一次審査を通過した18歳から26歳までの計10人が浴衣姿で登場。審査委員長を務める須藤秀忠富士宮市長をはじめとした審査委員を前に、順番にマイクに向かってアピール。「富士山の文化的価値を伝えていきたい」「遺産センターで富士山のPRに努めたい」など世界遺産を意識したアピールや、富士山の写真をSNSに投稿して発信しているなどネット世代を感じさせるアピールも。審査の結果、身長168センチ、18歳の大学生、桑原楓季(ふうき)さんがミス富士山グランプリに、20歳の大学生、後藤一美(かずみ)さんが準グランプリのミス富士山に選ばれた。
「世界遺産、富士山のある富士宮にふさわしい美しさとさわやかさを兼ね備えた方を選考した」と審査委員長の須藤秀忠富士宮市長。グランプリとなった桑原さんは高校時代に書道部で書道パフォーマンスをしていたという書道美女。「富士宮をPRするとともに、自分自身が大きく成長するきっかけにしたい」と話していた。 観光協会によると、琵琶湖を掘った土で富士山が作られたという「ダイダラボッチ」伝説にちなみ活動をしている滋賀県近江八幡市の市民団体「富士と琵琶湖を結ぶ会」の歓迎式典が7月末に行われる予定で、その歓迎式典が今年のミス富士山の初仕事になる。