大坂なおみ 復帰後11戦目でついに「ベストの試合」、世界51位にストロークで圧倒 快勝で初戦突破<女子テニス>
マイアミ・オープン
女子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、WTA1000)は20日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク229位の大坂なおみが同51位のE・コッチャレット(イタリア)を6-3,6-4のストレートで破り、初戦突破を果たした。試合後のオンコートインタビューでは「ショットメイキングという点ではベストの試合だったと思う」と満足感を語った。 【大坂なおみ、シフィオンテクらマイアミOP組合せ】 26歳の大坂は昨年7月に出産し、今シーズンの開幕とともにツアーに復帰。先月のカタール・トータルエナジー・オープン(カタール/ドーハ、ハード、WTA1000)では8強入りを果たし、今月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、WTA1000)では3回戦に進出した。 今大会はスペシャルランキング(出産や負傷などによる長期離脱選手の救済制度)46位を利用して出場。この日は復帰してから11試合目となった。 第1セット第2ゲームでブレークポイントを握った大坂はバックハンドの打ち合いを制しいきなりブレークに成功する。その後は安定したサービスで主導権を手にした大坂がブレークバックを許さないプレーを披露。サービスゲームではわずか4ポイントしか落とさず、先行した。 第2セットも流れを渡さなかった大坂は第5ゲームで0-40とブレークチャンスを掴むと、最後はバックハンドのリターンエースを決めブレークに成功。その後は第1セット同様安定したサービスを武器にポイントを重ねると、ファーストサービスが入ったときに90パーセントの確率でポイントを決め、1時間18分で快勝した。 試合後のオンコートインタビューで大坂は「正直なところ、この試合は1番自由に自分のボールを打てたと思う。ショットメイキングという点では、ベストの試合だったと思う。打ちたいボールがそこにあると感じた。これにはかなり満足しているわ」と語った。 2回戦では世界ランク17位で第15シードのE・スイトリナ(ウクライナ)と顔を合わせる。今大会はシード勢が1回戦免除のためスイトリナはこの試合が初戦となる。