【パリ五輪】初舞台を自己タイで駆け抜けた後藤夢 世界との実力差を感じながらも「強豪選手と戦うことで見えるものがある」
◇パリ五輪・陸上競技(8月1日~11日/フランス・パリ)6日目 パリ五輪・陸上競技6日目のモーニングセッションが行われ、女子1500m予選2組に登場した後藤夢(ユニクロ)は13着に終わったものの、自己タイ記録の4分09秒41をマークした。 パリ五輪メダリスト&日本人成績をチェック! 初めてオリンピックのスタジアムを駆け抜けた後藤。タイムは2022年7月に出した日本歴代5位の自己ベストに並んだ。それでも「自己ベストと同じぐらいで走れても、世界にこれだけ置いて行かれているので、すごい実力差を感じる」と振り返った。 スタートから後方に位置して前を伺った。1周目は67秒あたり。2週目の途中から先頭と差が開き出したが、大きく崩れることなく最後はしっかりまとめた。 年明けの故障を乗り越えて立った目標の舞台。「コーチ、スタッフ、会社、家族いろんな方に感謝が伝わっていたら」と話していた。 シニアの国際大会は昨年のブダペスト世界選手権に続く出場。「昨年を見ても予選通過は4分00秒前後あたり。自己ベストを出しても届かないラインだが、世界の強豪選手と戦うことで見えるものがある。この後もがんばりたい」。この経験を敗者復活レースで生かすつもりだ。
月陸編集部