石原さとみ、亀梨和也との撮影初日キスシーンで思わぬ出来事「ハッとしました」<Destiny>
4月9日(火)スタートのドラマ「Destiny」(毎週火曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系※初回は夜9:00-10:00)で、意外にもドラマ初共演となる石原さとみと亀梨和也。演じる役柄やロケ地での思い出などを聞いた。 【写真を見る】石原さとみ、検事役のスーツ姿で真剣なまなざし ■「奏の持つ誠実さは石原さんにもある部分」(亀梨) 石原:奏は正義感が強い女性。検事の父が謎の死を遂げたことが原点で、父の抱いていた正義って?と疑問がより強くなって。死の真相、そして正義とは一体何なのか、そこへの欲求がずっとある人なのかな。 亀梨:奏の持つ誠実さは、石原さん本人にもある部分だよね。 石原:でも、亀梨さん演じる真樹と再会して、プライベートがざわざわしてくるんですよ。しかも、それがいろんな事件と繋がって気持ちが揺れ動く。父との思い出のハンカチを思い浮かべて、原点を忘れないよう演じています。 亀梨:真樹は何を考えているのか分からない人…に見えて、実は奏と同じで生い立ちや自分が置かれている状況で人間が構築されているんだよね。でも、それを打破したくて葛藤の中で生きている。なのに…っていうところが第1話。 石原:当て書き? って思うくらい、真樹は亀梨さんにぴったり! 亀梨:でも、ある事件からは誰よりも多く止まった時間を抱えていて。そこは僕自身にはあまりないところかも。そういう真樹の周りとのズレ感は彼の純粋さ故なので、演技の技術だけで表層的に演じないように気を付けています。 ■キスシーン前にハッとした出来事 地方大学の同級生という設定。撮影では長野のロケもあったとか。 石原:撮影初日も長野で。お昼におそばを食べましたよね? 亀梨:すごくおいしかった! 石原:でも、初日からキスシーンだったんですよ。私が普通に食べ終えて、ふと見たら、亀梨さんがネギを残していて。「嫌いなんですか?」って聞いたら「これからキスシーンだから」って。私そこでハッとして「私、食べちゃった!」って。 亀梨:全然問題ないですから(笑)。 石原:申し訳ない! 亀梨:本当はネギ大好きで、家で栽培したいくらい(笑)。でも、石原さんへの気遣いだけじゃなく、自分自身が集中できるようにっていう、自分の気持ちのためでもあるからね。ほら、この年齢になっても、僕、ピュアなので(笑)。 ■「吉田(紀子)さんの台本を信じて演じるだけ」(石原) ちなみに、そうやって気持ちを切り替えるための験担ぎのようなものはそれぞれある? 亀梨:ドラマの新作に入るごとにいつもバッグを買っていることくらいかな。気分が変わるからね。今回は革のバッグ。石原さんは? 石原:正直3年ぶりの連ドラで、それどころじゃないというか。 亀梨:環境が変わって初めてだもんね。 石原:前ならオンオフ切り替えなきゃとか考えてたけど、今は目の前のことに精いっぱい。台本をスクショして、子供を寝かしつけながら読んでます。吉田(紀子)さんの台本が細かなことをしっかり書いてくださっているから。そこを信じて演じるだけですね。 ※『月刊ザテレビジョン』2024年5月号