海自掃海艇うくしま「火災発生し１人取り残されている」「至急救助を願う」…消火活動続く
１０日午前９時５０分頃、福岡県宗像市の大島沖で海上自衛隊の掃海艇「うくしま」（全長５４メートル、基準排水量５１０トン）から「エンジンルームから火災が発生し、１人取り残されている。至急救助を願う」と第７管区海上保安本部に通報があった。午後５時半現在、消火活動が続いている。
福岡海上保安部などによると、エンジンルームにいた男性自衛官（２０歳代）が煙を吸い込み軽傷を負った。初期消火にあたっていた男性自衛官（３０歳代）が室内に取り残されているとの情報がある。同艇の乗組員は３８人で、ほかの乗組員３６人は別の掃海艇に避難した。
うくしまは、海自佐世保地方隊所属の木造船。母港は山口県下関市で、この日は訓練のため鹿児島県の志布志港に向かっていたという。
