【注目家電】タイガーの最上位炊飯器「土鍋ご泡火炊き」が選ばれるワケとは? 土鍋工場の見学で分かったこと
●『タイガー魔法瓶』が販売する炊飯器の最上位モデル「土鍋ご泡火炊き JRX- G060/G100」の内釜はどのように作られているのか? 製造工場「ミヤオカンパニーリミテド」を見学してきました。
今年も残すところあとわずか。頑張った自分へのご褒美はもう決まりましたか? 昨今、値上がりが厳しい時代ではありますが、高級家電の売れ行きは落ちることなく、キープし続けています。 タイガー「土鍋ご泡火炊き」の内釜が作られる様子 特に高級炊飯器は、一度使えばもう戻れない程、炊きあがりの満足度があると言います。その筆頭となるのが『タイガー魔法瓶』の「土鍋ご泡火炊き」シリーズ。フラグシップモデルの「土鍋ご泡火炊き JRX-G060/G100」は、2024年11月号『家電批評』にて、高級炊飯器部門のBEST BUYに輝いた、今話題の家電です。
「土鍋ご泡火炊き」シリーズの魅力は、なんといっても内釜に土鍋を使用している点。三重県四日市市にある「ミヤオカンパニーリミテド」が製造を引き受け、萬古焼の伝統とともに、独自に研磨した技術が惜しみなく取り入れられています。 ということで、美味しく炊ける秘密を探るべく、工場見学に行ってきました。
土作りから始まる「土鍋ご泡火炊き」のこだわりが旨さの秘訣 最初に案内されたのは原料選びから始まる土作りの工程。国内外から12種類もの原料を調達し、それぞれの土が持つ性質を理解し、絶妙なバランスで配合することで理想的な土を実現しています。
練る工程で水分量が調整されますが、少なすぎても多すぎても土鍋の焼き上がりを左右するそう。さらにその日の天気、季節の影響も受けるため、熟練の職人がその都度チェックし、土台となる土を完成させます。
日本の町工場の高い技術力が優れた製品を支えている
真空状態で土を練る工程も特徴的で、このプロセスで土の中の空気を完全に抜き去ります。これにより、焼成時に割れや縮みが発生するリスクを抑え、製品の耐久性を高めるとのこと。「練りの技術」を経て、ようやく成形の作業へと移ります。
「一般的な土鍋は、蓋と本体の形状が厳密でなくても問題ありませんが、炊飯器用の土鍋は精密な寸法が求められます。土鍋は製造過程で乾燥や焼成によって縮む特性があるため、機械と合わせるために品質を均一化することが大きな課題となります」(廣田さん)