深津絵里『踊る』最新作出演ナシ・再放送だけで「待望論」沸騰 ダイアン津田とのCMが示す「女優力」
■深津の強みのひとつに「神秘性」
SNSでも「深津待望論」は多く、 《踊る大捜査線の深津絵里、やっぱり可愛い》 《踊る大捜査線の第1話を見始めた。有名なドラマだけど映画しか見たことないんだよね~深津絵里さん目当て(笑)》 《深津絵里の新作が無い(この先新たに出てくる可能性も薄い)なら、過去作で浴びるしかないのよ!!》 《そろそろ連ドラとか出てくれないかな~と期待しています》 《ダイアン津田とCM共演したり踊る大捜査線の新作映画に出るなら頼むからもっと他の作品に出てくれ深津絵里》 といった、アツい声が多く寄せられている。 深津絵里がずっと人気の理由――芸能評論家の三杉武氏はこう言う。 「まず、言うまでもなく深津さんは美人だし、演技派の大女優ですよね。一時期は多くのドラマに出演していて知らない人はいなかったし、三谷幸喜監督の作品にもキャスティングされるなど業界の実力者からも高い評価を得ています。2010年には主演映画『悪人』の演技が評価されて、第34回日本アカデミー賞 最優秀主演女優賞も獲得していますよね」(三杉氏、以下同) 深津は『踊る』以外にも『きらきらひかる』(98年1月期)、『恋ノチカラ』(02年1月期)、『西遊記』(06年1月期)と、多くのフジテレビドラマに出演していた。 久しぶりの連ドラとなった朝ドラ『カムカム』では、現場で台本を開くことなく、自分が関係ないシーンも完全に暗記して撮影に臨んでいる、というプロ意識の高さを感じさせるエピソードも言われた。 深津は前述の映画『悪人』では、モントリオール映画祭の最優秀主演女優賞も獲得しているが、授賞式での「私がここで手にしている賞は、『悪人』という作品を作ったすべてのスタッフにいただいた賞だと思っています」という発言も、彼女の人間性の高さを感じさせる発言として有名だ。 「高い人間性を誇り、多くの実績を残してきたプロの俳優だからこそ、事務所も仕事選びに融通を利かせてくれているのではないでしょうか。出演作が少ないのは、おそらくはプライベートを重視してのことでしょうが、自分で仕事を調整できる、理想的なワークスタイルですよね。ある意味では、最近のトレンドを先取りしていたと言えるかもしれません」 最近は杏(38)のように育児優先でフランス・パリに移住したり、柴咲コウ(43)のようにアパレル業経営など実業家としても活動したり――プロダクション主導でガツガツ稼働するのではなく、自分でやりたい仕事を選ぶタレントが増えている。大手から独立してフリーで、自分のペースで仕事をする俳優も珍しくはなくなった。 さらに三杉氏は、深津が現在も圧倒的な人気を誇る理由を、こう分析する。 「高い演技力と不変の透明感はもちろんですが、深津さんには“神秘性”もありますよね。私生活が謎めいているから、どんな役を演じても視聴者が先入観を抱くこともなく、受け入れられる。 それこそ、最新CMではダイアン・津田さんの奥さんを演じてますけれど、イジられ芸人の津田さんと深津さんという組み合わせでさえ、“まぁこういう夫婦もいるかな”と疑問を抱かずに見れてしまう。これは凄いことなんです。ドラマ、設定に不思議な説得力を与えてくれるというのも、“俳優・深津絵里”の才能なのではないでしょうか」 11月18日からは、朝ドラ『カムカムエヴリバディ』の再放送が控えている深津。その人気は、永久に不滅なのかもしれない――。
ピンズバNEWS編集部