【東北地区社会人・大学野球対抗戦】社会人4チームvs.大学6チームが激突! 初日は社会人投手陣が大学生を圧倒
宮城県の石巻市民球場で23日、第6回東北地区社会人・大学野球対抗戦が開幕した。東北の社会人4チーム(日本製紙石巻、七十七銀行、JR東日本東北、TDK)と大学6チーム(東北福祉大、仙台大、八戸学院大、富士大、東日本国際大、石巻専修大)が参加。初日は3試合が行われ、社会人が2勝1分と勝ち越した。(大学生の学年は新学年) 【一覧】おもな大学野球部 24年度新入生
TDK、仙台大はともに継投ピシャリ
第1試合のTDK対仙台大は1対1で引き分け。TDKのルーキー右腕・阿部 優太投手(22=前橋育英ー流通経済大)、仙台大の変則左腕・樫本 旺亮投手(3年=淡路三原)がともに5回1失点と好投し、息の詰まる投手戦となった。 6回以降もTDKは米井 武瑠投手(23=筑陽学園ー横浜商科大)、長谷川 拓帆投手(24=仙台育英)、佐藤 開陸投手(23=能代松陽)、田中 裕人投手(24=取手一ー立正大)の4投手、仙台大は菊池 脩斗投手(2年=作新学院)、池田 亮太投手(4年=千葉敬愛)、小野寺 唯人投手(4年=東北)、渡邉 一生投手(3年=日本航空ーBBCスカイホークス)の4投手でつなぎ、両中継ぎ陣ともに本塁を踏ませなかった。 TDK投手陣は、4回と5回以外は安打を許さず圧倒。一方、仙台大は6回に1死二、三塁と大きなピンチを背負うも、この場面で救援登板した最速147キロ左腕・池田が左打者の続く4、5番を2者連続三振に仕留め、しのいだ。7回はその池田が2死一、二塁のピンチを招き降板したが、代わったサイド右腕・小野寺が抑え無失点。リーグ戦さながらの継投で失点を防いだ。
七十七銀行の左腕2人が圧巻投球
第2試合は投打のかみ合った七十七銀行が4対0で八戸学院大に快勝した。七十七銀行は初回、4番に座ったルーキー・三上 竜誠外野手(22=埼玉栄ー日本ウェルネススポーツ大)の犠飛で先制。その後も5回に同じくルーキーの千葉 蓮内野手(22=仙台育英ー白鷗大)の中前適時打、6回に赤平 竜太内野手(23=青森山田ー東日本国際大)の左翼席へ飛び込むソロ本塁打が飛び出すなど着実に加点した。 投げては先発左腕・原田 翔太投手(23=平塚学園ー富士大)が7回無失点と快投。被安打は3回に許した2本のみだった。8回からは、こちらも左腕の柴崎 倭投手(23=柴田ー東北福祉大)が、2回4奪三振無失点と圧巻の投球を披露し、試合を締めた。 八戸学院大は昨秋のリーグ優勝に貢献した左腕・西山 幹太投手(4年=開智日本橋学園)が5回3失点と試合をつくるも、打線が3回以外は得点圏に走者を進めることさえできないほど苦戦を強いられた。