9試合ぶり勝利のC大阪。小菊昭雄監督が語った勝因と今後の課題
守備面を徹底的に準備
[J1第31節]湘南 1-2 C大阪/9月22日/レモンガススタジアム湘南 リーグ戦は9試合ぶりの勝利だ。 【動画】L・セアラが同点弾から3分後に逆転ゴールを叩き込む! セレッソ大阪は9月22日、J1第31節で湘南ベルマーレと敵地で対戦し、2-1で勝利を飾った。 序盤から湘南の強度の高い守備に苦しみ、12分に先制点を許したC大阪だが、21分に同点に追いつく。右サイドからドリブルでボックス内に侵入したルーカス・フェルナンデスからのパスを、中央にいたレオ・セアラが冷静に押し込んだ。 C大阪はその3分後、逆転に成功する。田中駿汰の自陣からのロングフィードに抜け出したL・セアラが、胸トラップして相手DFの前に出ると、そのままGKを交わしてネットを揺らした。 後半、攻勢に出た湘南に押し込まれる時間が続いたC大阪は、65分に進藤亮佑を投入して4バックから5バックにシステムを変更するも、流れは変わらない。それでも守備陣を中心に身体を張ってゴールを死守し、なんとかリードを守り切った。 試合後、小菊昭雄監督は少し安堵した表情で試合を振り返った。 「今日は苦しい時間が続きましたけど、選手たちは毎日のトレーニングを精一杯やってくれました。その選手たちの頑張りと、ホームでもアウェーでも私たちを支えてくれるセレッソファミリーの強い後押しのおかげで勝利できました」 C大阪はリーグ戦で8試合勝利なしの状況だっただけに、どうしても掴みたかった勝点3である。湘南戦を踏まえて守備面を徹底的に準備してきたという指揮官は、勝利できた要因を次のように語った。 「もちろん良い内容で勝点3を取れるのが一番良いですが、とにかく勝利にこだわって、強い気持ちで臨みました。苦しい時間帯が続いたなかで、そこでチームが折れずに戦えたこと。それが一番の勝利の要因だと思います」 一方で、今後の課題も口にする。 「あれだけボールを握られたら、どうしてもラインが深くなってしまう。今日の反省としては、守備で頑張って奪ったボールを、自分たちでコントロールできなかったこと。自分たちでゲームをコントロールする時間帯があれば楽になるので、攻撃のところも共有していきたい」 次節は柏レイソルをホームで迎え撃つC大阪。今節の学びを活かして連勝を飾りたい。 取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
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