絶版部品/カスタムパーツも作れる3Dプリンターで、バイクのステップゴムをDIYしてみた
いつの間にか新しい時代が到来していたらしい。3Dプリンターがあれば、バイクの部品を“印刷”できちゃうって? まさかそんなの使い物になるわけないじゃん? なぁんてタカをくくってたら本当に部品ができちゃいました! ・・・というレポートです。3Dプリンター、マジで凄いですよ~! 【画像】3DプリンターでバイクのステップゴムをDIYしてみた バイクのステップゴムがボロボロになっていたので、新品に交換しました。 ・・・と言ってもこれは買ったものではなくて、たったいま印刷したもの。出来立てほやほやなのです~!
3Dプリンターを買ってみたのですよ
じつは最近、3Dプリンターを買いました。最初はプラスチック部品を作りながら、3DCADの勉強していたのですが、最近になって「TPUフィラメント」というものを知ったのです。 ────────── TPUフィラメントとは? ────────── TPUフィラメントは、ゴムのように柔軟で弾力性がある素材です。 熱可塑性ポリウレタンという素材でできており、スマホケースや靴底など、しなやかで耐久性のある製品の造形に最適です。衝撃吸収性や耐摩耗性に優れていて、複雑な形状も出力可能です。 柔軟性のある樹脂でゴム部品にかなり近いものを作ることができるとのことなので、これならステップゴムも作れるんじゃないかい? ってことで、挑戦してみることにしました!
ステップゴムを設計してみた
そこで、先ほどのステップです。ボロボロになってしまった純正のゴムを採寸して、それをもとに3DCADで3Dデータを作成。 先にパイプを作って、それにあれこれ盛り上げたり、凹ましたりしたものを「根っこ」「本体」「先端」の三個作って、それらを結合すれば・・・ ちょっと形状は違うけど、ステップゴムの出来上がり! そして、保存した3Dデータをスライサーソフトとかいうもので自動的に処理してもらって、3Dプリンターに転送します。 するってぇと3Dプリンターが動き始めて・・・最初はこんな感じの平たいものが印刷されて徐々に積層が進んでいくと次第に姿を現してきますよ~。じつは、地味に時間がかかるのです(ざっくり待つこと3時間)・・・。 はいっ! 出来上ががりました~!!