対戦が決まった久井大夢（左）とロムイーサン・TIGER REON

　KNOCK OUTが10月3日、都内で会見を開き、KNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級とKNOCK OUT-BLACKライト級王者の久井大夢（TEAM TAIMU）の次戦が11月2日に行われる「D.ダイバー presents THE KNOCK OUT FIGHTER」となることを発表した。 　KNOCK OUTはこの日の会見で福島県田村市常葉町に総合トレーニング場・イベント会場となる施設「KNOCK OUT TRAINING CAMP常葉（ときわ）」を開設することを正式に発表。同大会はこの施設のこけら落とし大会として開催される。 　久井はロムイーサン・TIGER REON (タイ/REON Fighting Sports Gym）と対戦する。 　ロムイーサンは元ラジャダムナン認定ミニフライ級2位でプロ戦績は93戦60勝31敗2分。現在、KNOCK OUTにも参戦している健太が代表を務めるREON Fighting Sports Gymでトレーナーを務め、国内の大会に多く出場している。 　久井は9月21日に行われた福岡大会でペップンソン・フォームドジムに判定勝ちして以来の試合。10月21日の後楽園大会にも出場を希望していたが、すでにカードが決まっており、こちらの大会での出場となった。

KO勝ちを誓った久井

　久井は「前回の試合で課題もできたので、今回は倒して勝ちたい。（ロムイーサンは）タイ人なのでヒジとか首相撲には注意なんですが、相手が右か左か、重心が前か後ろなのかで練習を変えているので、そこを徹底して仕上げていきたい」、ロムイーサンは「久井選手は強い選手。今日にでもやりたい。（久井は）キックが鋭い。それが一番危ない」とそれぞれ語った。 　久井はタイ人とはこれまで3回対戦し、なかなか倒せていないのだが「後ろ重心で戦われたら倒しづらいのかなと思うが、今回の相手はパンチャーのような感じだったので、倒しやすいのかなと思っている」との見立て。 　ロムイーサンに付き添っていた健太は「とにかく体が頑丈。僕はKO負けする姿が想像できない。聞いたらタイでもカットはあるが倒れたことがないという。KO負けするところを見てみたい」とコメント。 　これを聞いた久井は「初めて倒すという感じになると思うので倒したい」とKO勝ちへの意欲を見せた。また前戦については「詰めなければいけないところで詰め切れてないところが一番なのかと思う」と振り返った。