「デブ」の言葉が拒食症の引き金に 高校生で精神病棟に入院した蒼川愛が今振り返る当時の苦悩と「自分を認める」大切さ
Prime Video『バチェラー・ジャパン』シーズン1で最後にバチェラーのハートを射止めた蒼川愛さん。過去に、拒食症になり入院したことがあったそう。食べられなくなった理由や乗り越えるまでの背景とは。(全4回中の3回) 【画像】「大ぶりのニット姿も可愛い」蒼川さんのプライベートフォト「肌も綺麗!」(全12枚)
■「デブ」という言葉がきっかけで拒食症に ── 中学生、高校生の頃に拒食症になったことがあるそうですね。きっかけはなんだったのでしょうか? 蒼川さん:中学3年生のときに、クラスの男子から「デブ」と言われたことでした。その頃は、確かに食欲がすごかったと思います。お菓子やパックのココアなど、食べすぎている自覚はありました。なので、「デブ」と言われたことがダイエットを始めるきっかけになったとは思っていました。
ただ、ダイエットを始めてすぐの頃に摂取していたのは、本当に1日生きていけるギリギリの量のカロリーだけ。私自身が完璧主義者なので一度数字にとらわれると、とにかく体重が気になってしまい、食べる量が減って一気にやせました。食べないとダメなのはわかっているのですが、どうしても止められないという感じです。 ── お母さんは心配されたのでは? 蒼川さん:思春期ということもあり、母との仲があまりよくない時期でした。なにか言っても私が反抗するだけだからか、母は心配しかできなかったようで、腫れものに触るように接していたように思います。お昼に作ってもらったお弁当を食べたくなくてこっそりと捨てていました。後で気づいたのですが、親にはバレていたみたいです。でも、親としては気づいていながらも、私に何か責めるようなことを直接言うことはありませんでした。
当時、食べたいという気持ちから逃げるために、勉強に没頭することで気を紛らわしていました。勉強している間は食べ物のことを考えなくてすむので成績はよかったですね。成績は問題ないし、母の作った夕飯だけは食べていたので、親としては言いづらいのもあったのかもしれません。 ── でも結果的には治療のために入院することに? 蒼川さん:さすがにやせすぎてまずいと思ったのか、ある日、母に病院に連れていかれました。「体重が40kgをきったら入院」と言われていて、38kgになった高校1年生のときに入院することになりました。でも結果的に入院してよかったと思っています。そうでないとどこまでやせていっていたか…わかりませんね。