セールスフォースのベニオフCEOがジョブズからもらったアドバイスとは(海外)
セールスフォースのマーク・ベニオフCEOは、アップルの共同創業者、故スティーブ・ジョブズに関するエピソードには事欠かない。 ベニオフは大学の時にアップルでインターンをし、オラクル、セールスフォースへと進む中で、ジョブズと親交を深めた。 最近のポッドキャストのエピソードでベニオフは、「起業家の壁」にぶつかった時にジョブズからもらったアドバイスを振り返った。 テック大手のCEOに、スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)にまつわる話をして欲しいと頼めば、おそらく何かしらの話をしてくれるだろう。 もちろん、セールスフォース(Salesforce)のマーク・ベニオフ(Marc Benioff)CEOもジョブズについて共有できる話をかなり持っている。 ベニオフは大学生の頃に、アップル(Apple)でインターンをし、ベニオフがオラクル(Oracle)へと進み、最終的にセールスフォースを共同創業する中で、2人は親交を深めた。 最近の「レニーズ・ポッドキャスト(Lenny's Podcast)」のエピソードの中でベニオフは、自身が「起業家の壁(entrepreneur's block)」を経験している時にジョブズがくれたアドバイスについて振り返った。 ジョブズはベニオフに「今すぐにしなければならないことが3つ」あると言ったという。 1つ目が、「君の会社は24カ月以内に、今の10倍以上の規模にならなければ終わり」ということ。 2つ目が、「このセールスフォースの自動化製品に、エイボン(Avon)のような大口顧客を獲得した方が良い」ということだった(ベニオフは「エイボンのCEOは当時、ジョブズの会社の取締役メンバーだったため、そのことが念頭にあったのだろう」と付け加えた)。 そして最後は、「アプリケーション・エコノミーを構築した方が良い」とジョブズは言ったという。 ベニオフは混乱したという。ベニオフが、どういう意味かジョブズに尋ねると、ジョブズは「さあね、だが君がそれを見つけるんだ」と返答したという。 ベニオフはその時の会話を「師と禅問答をしているようで、解かなければならない問題を与えられているようだった」と表現した。 「私は、ミーティングで取ったメモをすべて持って、その場から立ち去った」とベニオフは述べた。
Sarah Jackson