【RIZIN】UFC7戦無敗でリリースのモカエフ、RIZIN含む5つの団体からのコンタクトを明かす「できるだけ早くUFCに戻れるような選択を」
MMA14戦無敗・UFC7戦無敗でタイトルマッチ目前に迫りながら、契約更新ならずリリースされた24歳の超新星ムハンマド・モカエフ(英国)が、新たに5つの団体からコンタクトがあったことを明かした。 【写真】ケイプ戦前のモカエフ。24歳になったばかりだ。 2024年7月27日の『UFC 304』で、元RIZINバンタム級王者のマネル・ケイプに判定3-0で勝利したフライ級ランカー(当時6位)のモカエフだが、試合後にディナ・ホワイト代表から「彼はもう我々の契約下ではない」と、再契約しないと伝えられていた。 フリーとなったモカエフについて、RIZINの榊原信行CEOは、「みんながあれだけ“扱いにくい”とか言うと(笑)、まあUFCと何かあったんでしょうね。でもアスリ-トとしては興味があります。すごくいい選手だと思いますし、RIZINのフライ級に来てくれれば、またひとつの求心力を得るというか、スポットライトを浴びるチャンスはあると思います」と、堀口恭司(ATT)が無双しているRIZINフライ級戦線において、ライバルになりうる存在だとしていた。 10日には、モカエフがXで現状を報告。 「私に連絡をくれたすべての組織に感謝します。BRAVE CF、RIZIN、PFL、空手コンバット、ACA 私を信じてくれてありがとう」と、5団体から参戦の打診があったとした。 しかし、モカエフにとっては、無敗のままリリースされたUFCへのカムバックが最優先事項のようで、「これからはチームと話し合って、お金の面ではなく、できるだけ早くUFCに戻れるように最善の選択肢を選びます!」と続けて記している。 レスリングで英国選手権を制しているモカエフのスタイルは、12歳まで過ごしたダゲスタンのドミネートファイトに近いもの。 ケイプ戦前には、当初予定されていたメインカードでの試合がアーリープレリムに変更となったことについて、「俺のスタイルが退屈だからかもしれない。あるいは、マネルが体重を作れるかどうかが五分五分だからかもしれない。でも、何時に試合があろうと関係ない。彼を倒すだけだ」と語り、RIZINから参戦する朝倉海がいきなり王座戦線に入る可能性についても、「すぐにタイトルマッチを戦わせてもらえるとは思わないね。おそらく平良達郎が先に戦うんじゃないか。誰を王者として売り出したいかという要素はあるだろうが、タイトルマッチを得るにはまずはランカーを倒さないといけないとは思う」と語っていた。 ケイプに勝利し、王座挑戦を目前にしながら、はしごを外されたモカエフについて、PFLのレイ・セフォー社長は会見で「彼(モカエフ)を知っている人に聞いたのだが、どうやら彼は“厄介者だ”と聞いている。だから興味はない」としていたが、状況はどう変わったか。 問題児とされるモカエフについて、榊原CEOは、「まあ“素行が悪い”と言われても基本、素行が悪い人が(RIZINにも)いっぱいいるので(苦笑)、どのレベルなのかと。レイ・セフォーが厄介者と言っている? そこはあまりアテにならないですが、当然エージェントもいての話になるだろうし、ほんとうにそういう機会があればしっかり向き合ってみてもいいかなと思います」と、その真意を確認したい考えを示している。