妻は専業主婦で、子どもは2人…平均的な「年収」と「貯蓄」はいくら?【40~50歳代】の平均貯蓄額とは
パートと専業主婦どっちがいい?
パートと専業主婦では家計も違えば、暮らしぶりでも違いが出てきます。 パートに出れば、専業主婦のときより掃除や料理など家事に時間をかけられなかったり、また子どもとの時間が減ったりもします。 子どもが小さなうちは頻繁に風邪もひきやすいですが、その場合でも対応できるパート先選びが必要ですし、パートを休む場合には基本的にその分の給与が出ないなどもあります。 一方で、現代では必ずしも出勤する必要はなく、リモートでできるパートもあります。 また、さまざまなサービスや便利家電などもありますし、パートナーともお互い協力していくことで、環境を整えると子育てとパートを両立しやすくなるでしょう。パートでの経験が、その後のキャリアに繋がる場合もあります。 子どもが小さな間は難しくても、年齢が大きくなるとパートをはじめられる場合もあるので、どのような募集があるかや実際に働き始めたときを想定して環境を整え始めるなど動いておくのもいいでしょう。
現役世代のうちから長期的な資産形成の検討を
今回子育て世代のお金事情をみてきましたが、年金の不安が高まり、人生100年時代といわれる日本においては、老後資金の備えの必要性が高まっています。 一方で、さまざまなサービスにより働きやすい環境になりつつあったり、また新NISAのように長期的な資産形成がはじめやすくもなりました。 これを機に少し長い目で見て、長期的なマネーやキャリア、ライフプランを考えてみてください。
参考資料
・総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2023年(令和5年)平均結果-(二人以上の世帯)」(8ー9表) ・金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)」 ・日本年金機構「短時間労働者に対する健康保険・厚生年金保険の適用拡大のご案内」 ・国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」
宮野 茉莉子