ドジャース・大谷翔平にアクシデント スライディング後に左腕伸ばせず顔しかめトレーナーとベンチへ
ワールドシリーズ第2戦(ドジャース―ヤンキース、26日、ロサンゼルス)米大リーグのワールドシリーズ(WS=7回戦制)はドジャースタジアムで第2戦が行われた。ドジャース・大谷翔平投手(30)が「1番・DH」で出場し、七回にアクシデントに見舞われた。4―1の七回1死で迎えた第4打席に四球で出塁。続くベッツの打席で二盗を試みたが、失敗。その際のスライディングで左腕を痛めたもようで、しばらく起き上がれず左腕を伸ばせないままトレーナーとベンチへ引き揚げた。 【写真】大谷翔平は左肩亜脱臼 ロバーツ監督「今夜か明日に検査を受ける」 この日は一回に中飛、三回に空振り三振、四回は2死三塁の好機だったが遊ゴロに倒れた。それでもド軍打線は二回にエドマンの左越えソロで先制すると、1―1の三回はベッツが左前打、続くT・ヘルナンデスが右翼席へ勝ち越し2ラン。さらに第1戦で逆転サヨナラ満塁本塁打を放ったフリーマンが2者連続となるソロ本塁打を右翼席に放った。 先発した山本由伸投手(26)は6回⅓を投げ1安打1失点の快投。勝利投手の権利を得て降板し、WS勝利投手となれば、2007年松坂大輔(レッドソックス)以来となる。 07年松坂大輔、17年ダルビッシュ(ドジャース)に次いで日本投手3人目となるWS先発を託された右腕は一回に直球が最速98マイル(約157・7キロ)を計測するなど序盤から球威全開。三回にソトに失投となった直球を右翼席に運ばれたが、その後は打者11人連続でアウトを奪った。ジャッジには空振り三振、右飛、空振り三振と3打席無安打2三振と完璧に封じた。