まだ23歳ながらも実力は世界トップクラス “世界最高のDF”へ近づくサリバが掴む確かな手応え 「私はリーグでトップ3のディフェンダーだと思う」
ファン・ダイクについても
アーセナルでプレイするフランス代表DFウィリアム・サリバ(23)は世界最高のディフェンダーへの階段を着実に登りつつある。 2019年にアーセナルにやってきたサリバ。そこから3シーズンはASサンテティエンヌ、ニース、マルセイユへのレンタル移籍を繰り返したが、2022年夏にアーセナルに復帰してからの2シーズンは圧巻のプレイを見せている。 ここ2年でアーセナルのディフェンスラインの要として成長したサリバは仏『L'Équipe』にて、リヴァプールのフィルジル・ファン・ダイクについて、「ファン・ダイクにはオーラがある」と絶賛。そして続けて、「彼はボスだ。すべてを統率する。彼がストライカーを怖がらせているのがわかる。そして、私も同じように感じ始めている」と語り、現世界最高のディフェンダーの1人であるファン・ダイクと同じような存在感を放ち始めていると話した。 そんなサリバはアーセナルに復帰してからの2年間で確かな手応えを掴んでいると同時に、さらにレベルアップを図りたいと話している。 「私はリーグでトップ3のディフェンダーだと思う。我々は最高の守備でシーズンを終えた。私は多くの試合を観ている。とても謙虚な人間だが、昨シーズンも今シーズン同様、ディフェンダーのトップ3に入っている。さらに上を目指すには、努力を続ける必要がある。集中力という点では、かなり良くなっている。トップレベルの試合でもプレイできていたが、以前は試合の途中で少し眠ってしまうことがあった。今はもうそんなことは起こらないよ、常に警戒しているからね」 今シーズンはアーセナルでプレミアリーグ最小失点を記録したディフェンスラインをまとめ上げたサリバ。まだ23歳という年齢ながらも、その実力は世界トップレベルであり、同選手を抜くことはトップレベルのストライカーでも難しい。アーセナルで鉄壁を築くサリバは世界最高のDFに確実に近づきつつある。 今シーズンは最後にシティに優勝を譲る形となってしまったが、サリバは来シーズンに向けた意気込みも語った。 「我々は彼ら(シティ)と3回対戦し、彼らを苦しめた。彼らも我々も、彼らに近づいていると感じている。来シーズンはもっといい戦いになるだろう」
構成/ザ・ワールド編集部