<いざ令和の春>センバツ鳥取城北 選手紹介/3 石原夢也外野手/構優斗内野手 /鳥取
◇50メートル5.8秒、最強の9番 石原夢也(ゆうや)外野手(2年) 部内一の“スピードスター”。50メートル5・8秒の俊足を生かし、中堅手としては広い守備範囲を誇り、出塁すれば足でかき回す最強の9番打者。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 プロ野球・元ロッテ外野手の岡田幸文さんに憧れる。プロ生活10年で無本塁打だが、ゴールデングラブ賞2度の堅守と俊足を誇り、2010年の日本一にも貢献したいぶし銀的な存在。自身のプレースタイルにもダブる。 将来は理学療法士を視野に入れる。バッティングセンターに一緒に通うほど仲の良かった療法士から話を聞き「選手のサポートに回りたい」との思いを強くした。モットーは、失敗を人のせいにしている時、父に聞かされた「他人と過去は変えられない、でも自分と未来は変えられる」。 ◇温和、打席では積極的 構(かまえ)優斗内野手(2年) グラウンド外での温和な性格とは対照的に、いったん打席に入れば「追い込まれても、縮こまっていたら打てない」と積極的に手を出す姿勢が魅力だ。 チーム躍進の象徴的な存在。センバツ出場校を選考する参考資料となった2019年秋の中国地区大会では6番に座った。準々決勝・平田(島根)戦で5打数5安打、準決勝・創志学園(岡山)戦でも長打2本4打点と、中軸をかわした相手投手にとってこれほど嫌な打者はいない。 釣り好きの父がつくる魚のフルコースが大好物。メバルの煮付けは箸が止まらなくなる。兵庫県太子町の実家に帰省した際は、友人と近くの瀬戸内海に釣り糸を垂らし、のんびり気分転換する一面もある。