「入山料4000円を徴収」 静岡県が富士登山の規制について条例の骨子案を示す 2025年夏の実施を目指し
2025年夏の実施を目指す富士登山の規制について、静岡県は13日の県議会の委員会で条例の骨子案を示しました。 富士登山をめぐっては、弾丸登山や軽装の登山者の遭難などが問題となっていて、県は2025年夏から登山者の規制を導入する方針です。 これについて県は13日、県議会の文化観光委員会で規制の骨子案を示しました。骨子案では、富士山の保全や安全な登山について事前学習を受けることを入山の条件にし、登山者全員から1人あたり4千円の入山料を徴収するとしています。 また、弾丸登山への対策として、県内の登山口全てで午後2時から翌朝3時にかけて、山小屋への宿泊を予約していない登山者の入山を規制するとしています。 これに対し委員からは様々な意見が… ●鈴木唯記子委員: 「将来の安全性の担保や保全の担保などをしっかり検討していくためにも、(入山料)3案あるなら5千円というのもしっかり考えるべきだと思う」 ●河原崎聖委員: 「山梨とお客の取り合い、競争の面もあると思う。(入山料を)千円くらい下げてやるってことも考えられると思う」 県は13日から行うパブリックコメントの内容なども踏まえ、2025年2月の県議会に条例案を提出する方針です。