日本最大級5000人の街コン「東海コン」はなぜ成功したのか?
この春、東山動植物園(愛知県名古屋市、4/27開催)とナガシマスパーランド(三重県桑名市、5/18開催)の2つの舞台で繰り広げられた「東海コン」は、それぞれ約5000人、約5300人の参加動員数を記録し、大成功を収めた。東海地方では着実にその名を広めつつある「東海コン」とは、全国的にも際立ったスケールを誇る超特大「街コン」だ。そもそも「街コン」は、同性2名以上が1組となって開催エリア内を回り、初対面の男女が出会うというシステムの大型合コンのことで、2004年の栃木県宇都宮市での「宮コン」が始まり。地域の活性化にもつながると注目を浴び、やがては全国各地に広がって2012年には一大ブームになった。さらに現在ではさまざまな進化型街コンへと派生。東海地区でも、ナゴヤドームで野球観戦を楽しむ「球コン」、近鉄電車に乗って旅を楽しむ「レールコン」、またエヴァンゲリオンファンのための「エヴァコン」も名古屋進出を果たすなどインパクトのあるスタイルで続々と開催され、まさに街コン百花繚乱の様相を呈している。そんななか「東海コン」のウリは、ときに参加者5000人をゆうに超えるほどの規模と、東海地方を代表する動物園やテーマパークといったスケール感のあるロケーションだ。 ■全6回開催で27800人を集めた圧巻の集客力 「東海コン」の始まりは2012年、第1回の「ポートメッセなごや」(愛知県名古屋市)。街コンブームの追い風もあり、総参加動員数5500人を集めるほどの人気ぶりでその後、名駅や栄など主要タウンでも数千人規模で開催。2013年4月には東山動植物園を会場として総参加動員数7000人を記録するほどの盛り上がりを見せ、この春には二度目の東山動植物園、初となるナガシマスパーランドで開催される運びとなった。どちらも開催は快晴の日曜日。絶好の天候に恵まれ、汗ばむほどの陽気の中、男女がさまざまな企画を楽しみながら出会いを得て、カップルで参加できるビンゴ大会には東山動植物園では1400組2800名、ナガシマスパーランドでは1320組2640名がエントリーして白熱。多くのカップルの笑顔がフィナーレを飾った。