東京建物、宮城県仙台市にオフィスビル「T-PLUS仙台」を竣工 高水準の安全性能と環境性能を設備 50%以上の一次エネルギー消費削減
東京建物は、せんだい都心再構築プロジェクトの施策を活用した高機能オフィスビル「T-PLUS仙台」が竣工したことを発表した。
同物件はJR「仙台」駅徒歩4分、地下鉄「仙台」駅徒歩1分の仙台市中心部に位置し、風車形状のシンボリックな外装や「杜の都」仙台をイメージした高さ50メートル超の壁面緑化を施したオフィスビル。
1階の店舗フロアでは牛たん専門店「たんや善治郎」と、「JTB」が出店し、店舗前には公開空地を設けることで賑わいを演出するという。
また、耐震性強化や災害時に備えた電源施設や帰宅困難者支援施設などの整備、CASBEE評価認証最高位(Sランク)、「ZEB Ready」の取得など、高水準の安全性能と環境性能を兼ね備えた高機能オフィスビルとして、オフィスワーカーや地域の安全・安心とCO2排出削減にも貢献するとしている。
同社は、高品質な中規模オフィスビル「T-PLUS」シリーズの全国展開を本格化しており、同物件はシリーズ最大規模となる4棟目の竣工物件とのことだ。
■「T-PLUS仙台」の特長
●高い安全性能と環境性能 同物件は、建築基準法の1.5倍相当となる耐震性の確保(大地震後でも大きな補修なく使用できることを目標とした建物)、本線が停電した際には自動的に予備電源線に切り替わる「2回線受電方式」の採用、オフィス内に非常電源の供給を可能とする「ビル非常用発電機」や「テナント用非常用発電機設置スペース」の設置、各階の防災備蓄倉庫や地下1階の帰宅困難者用防災備蓄倉庫の設置など、高い安全性能を有しているという。
また、緑木化・外皮の高断熱化・高効率設備機器の採用などにより50%以上の一次エネルギー消費削減の達成、換気や除菌、非接触化による感染予防対策などで、建物環境総合性能評価システム「CASBEE」において、「CASBEE-建築(新築)」および「CASBEE-ウェルネスオフィス」で最高評価Sランク、建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)で最高評価★5ランク、「ZEB Ready」認証をそれぞれ取得。