“フォトゴルファー”阿部未悠が石川遼のスイングをパシャッ!/もし女子プロが男子プロを撮影したら(前編)
男子ツアーきっての飛ばし屋のスイングを撮影
最初に密着したのは、男子プロの中でスイングスピードが最も速いであろう河本力。飛ばし屋のスイングが撮りたかったようだ。 今週は姉の女子プロ・河本結がキャディとして練習ラウンドに帯同していた。普段一緒に女子ツアーで戦う結に「あべみ、何してんのー?」と声をかけられ、少しホッとした様子。1番ホールのティイングエリアで早速、力のドライバーショットを撮影する準備を始めた。 「フェードヒッターだから手前に立つかな」と言いながら、力の立つ位置を予測して陣取る。実際に力がスイングを終え、画像を確認すると「うわっ、アドレスが抜けちゃった!」。連続写真の一発目は上手くいかなかったようだ。「アタリも引きすぎているから、もうちょっと寄ったほうが良かったな。背が高いからどのぐらいの画角で撮ったらいいのか…、難しいなぁ」とカメラのモニターを見ながらつぶやく。その後も河本姉弟についていき、4番ホールでようやく納得できる連続写真を撮ることができた。
阿部は撮ったスイング写真を力に見せながら質問を始めた。「私、ビトウィーンの距離が苦手なんですよね。河本プロはこれだけ飛ぶから間が空くと思うんですけど、どうやって調整しているんですか?」 力は「確かにアイアンでも番手間の距離が15~20ydぐらいなので、いつも番手に合った完璧な距離が残ることはないですね。そこは振り幅とかスピードで調整したり、当て感も変えています。試合中は基本的にMAXで打つことはないんで、全ショットコントロールです。それをちゃんと練習場で試して数字を把握しておくのが大事です」と回答。 飛ばし屋の意外な答えに、阿部も「へぇ~。なるほど」と撮るのを忘れて話に没頭。技術力の高い男子プロの考えを、参考にしているようだった。
撮影を忘れて石川遼に質問攻め
続けて阿部は石川遼と清水大成をターゲットにした。石川のスイングが「男子プロの中でいちばん好きなんですよね。先週もJGTOのインスタでいろんなプロのスイング動画が流れているのを見たんですが、特に石川プロのスイングは軸が全くブレてなくて、どうやって打っているんだろうってすごく気になっていました」と“推し活撮影”を心待ちにしていたようだ。