とうとうあのウィル・スミスも参加。世界を席巻する千葉雄喜の楽曲「チーム友達」の勢いが止まらない
ウィル・スミス、20年振りのマイク・パフォーマンス
97年からはウィル・スミス名義に変更し楽曲を発表、2年連続でグラミーを獲得するなど、その人気を揺るがないものにしてきたが、05年発表のアルバム『Lost And Found』をもって、音楽活動から遠ざかっていく。そして20年近い時を経て、活動を本格的に再開。24年6月に「You Can Make It (feat. Fridayy, Sunday Service)」をリリースし、米ビルボードのTop Gospel Songs チャートで初登場第3位にランクイン。それに続き、10月末に自身のソーシャル・メディアで「My turn. 私の番 Team Tomodachi (Will Smith Remix) coming 11.1 チーム友達(Will Smith Remix)プレミア 11.1」と投稿、今回の「Team Tomodachi(Will Smith Remix)」を発表したのだった。 ウィルのパートでは、俳優とミュージシャンの二刀流で活躍する現在をアメリカで大活躍する野球選手の名前をメタファーとして表現、彼のように故郷を離れてしまっているが、いつでも自身の心には米フィラデルフィアへの思いがあり、そこで出会った「トモダチ=仲間」との絆が深いことを綴っている。約20年ぶりのマイク・パフォーマンスであるが、当時を席巻した圧倒的なスキルと、流麗なフローはそのまま。というか、俳優業で培われたストーリーテリング力が加わり、より深みや厚みのあるものになっている。と同時に、チーム友達、ミュージシャン/ラッパーとしてのウィル・スミス、それぞれが今後さらに新たな展開をみせていく。そんな期待を膨らませる楽曲になった。
文:松永尚久