黄金ルーキー「東都ドラ1の7人衆」キャンプ一軍は2人のみ!トミージョン手術の草加は不参加、4人が二軍スタート
昨年のドラフトを沸かせた「東都大学リーグドラ1の7人衆」。全員がマックス150キロ超えの剛腕で、将来のエース候補として期待が高い。 【動画】ドラ1投手たちの投球集 この7人の現在の状況をまとめていきたい。春季キャンプで一軍入りしたのは二人だけである。 最速153キロ左腕 武内 夏暉(國學院大)西武1位→一軍スタート 最速155キロ右腕 西舘 勇陽(中央大)巨人1位→一軍スタート 最速153キロ右腕 草加 勝(亜細亜大)中日1位 →トミージョン手術のため不参加 最速158キロ左腕 細野 晴希(東洋大)日本ハム1位 →二軍スタート 最速155キロ右腕 常廣 羽也斗(青山学院大)広島1位 →二軍スタート 最速155キロ右腕 下村 海翔(青山学院大)阪神1位→二軍スタート 最速152キロ右腕 西舘 昂汰(専修大)ヤクルト1位→二軍スタート 草加は自主トレ中に上半身の違和感を訴え、16日、右肘内側側副靱帯損傷と診断された。30日、トミージョン手術のため、不参加と報道された。大学ラストシーズンは142回を投げたことや、投球フォームに負担がかかりやすいところが一因かもしれない。 今年はリハビリ中心。復帰は来季後半といわれているが、ブレイクができるための土台作りをしっかりと行っていきたい。 細野は二軍スタート。16日にブルペン入りし、順調に仕上げている。球団としては無理させず、細野を仕上げようとしている雰囲気が感じられる。 常廣は勉学専念のために、調整が遅れた。無事に卒業できて、しっかりと野球に専念できる状況にしていきたい。 下村は初ブルペンが19日。キレの良いボールを投げており、ボールの内容を高く評価されているが、首脳陣は二軍調整に専念させる意向だ。 武内は17日にブルペン入りし、23日に3度目のブルペン投球。威力ある直球、精度の高い変化球を披露し、仕上がりは順調で、一軍にあたるA班キャンプ入り。新人王を目標に掲げているように、このオフ期間、メンテンスをしつつ、しっかりと練習してきたのがうかがえる。怖いのは怪我だが、球団もじっくりと経験を積ませるのではないか。 西舘勇は去年のオフから阿部 慎之助監督が本指名5人を一軍キャンプ入りすると報じていたように、合同自主トレに入るまで、精力的にトレーニングを行い、16日に初ブルペン。仕上がりの良さは示し、キャンプへ向けてしっかりと準備ができている。 西舘昂は21日、上半身のコンディション不良が判明。ノースロー調整を行っている。西舘昂は大学ラストシーズンで、125.1回を投げた。かなりのイニングを投げているので、じっくり調整を行って、実戦登板をしてほしい。 トータルでみるとスロースタートとなった7人衆だが、シーズンが終わった時には最高の結果を残せるように、仕上げてほしい。