【45歳で部長に昇格】は遅い!?役職手当が付いて「年収500万円」になったけど、ほかの部長はもっと稼いでる?
部長とは、その部署内で経営者側の視点を持って働く非常に重要なポジションといえます。 企業の経営にもかかわる責任があるからこそ、ほとんどの企業では部長に昇格すると役職手当などが付いて、年収も上がるでしょう。 しかし、45歳で部長に昇格したものの、年収500万円という金額は妥当な年収なのかとか、ほかの部長はもっと稼いでいるのではないかと、疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれません。 そこで今回は、部長の役職に就いている人の平均年収などについて、解説します。 本記事を参考に、今の自分自身の年収が妥当なのかどうかを判断してみましょう。
部長の平均年収は?
厚生労働省が令和4年に行った「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、部長級の平均年収は、年間賞与その他特別給与額を含めて902万3600円であることが分かりました。 部長級の平均年収の内訳は、表1の通りです。 表1
※厚生労働省 「令和4年賃金構造基本統計調査」を基に筆者作成 このように、部長級の平均年収は902万円以上のため、部長で年収500万円は少ないといえます。
部長の平均年齢は?
同調査によると、部長級の平均年齢は52.7歳であることが分かっています。 男性の平均年齢が52.8歳、女性の平均年齢は52.1歳のため、性別による差はあまりないと考えてよいでしょう。 このような結果から、45歳で部長に昇格することは、決して遅くはないと考えられます。平均勤続年数に関しては、男性が22.4年、女性が18.6年ですので、男女別で多少の差が見られました。 すなわち、現在の会社に20年前後勤めており、45歳で部長に昇格したのであれば、昇進のスピードは速いといえるでしょう。
部長として年収を上げるには
部長としての役職手当が付いたうえでの年収500万円は、平均年収の902万3600円と比較すると低いと感じてしまうかもしれません。 もう少し年収を上げたい場合は、以下の選択肢が考えられます。 ●今の会社でさらに出世を目指す ●転職を検討する 今の会社で、常務取締役や専務取締役などに昇格すれば、年収が上がる可能性は高いはずです。 もし、部長以上への出世が見込めないようであれば、転職も一つの選択肢となるでしょう。