【陸上】走幅跳・テントグルーが8m65の自己新で3連覇!! ジェイコブス、インゲブリグトセン、ティアムが快勝/欧州選手権
◇欧州選手権(6月7日~12日/イタリア・ローマ) 6月8日、欧州選手権の2日目が行われ、男子走幅跳では東京五輪金メダルのマイコラス・テントグルー(ギリシャ)が8m65(-0.3)の今季世界最高、大会新記録で優勝した。 【動画】ジェイコブスが100m連覇!イタリア勢の活躍をチェック テントグルーは1回目から8m42(-0.2)を跳んでリードを奪うと、3回目には8m49(-0.1)と記録を伸ばした。さらに5回目に自己記録を3年ぶりに5cm塗り替える8m65(-0.3)をジャンプ。6回目も同じ8m65(-0.3)で大会3連覇に花を添えた。 「こんなことは自分にしかできないだろう」と胸を張ったテントグルー。ターゲットのひとつであったギリシャ記録(8m66)には1cm及ばなかったが、「5回目の時点で疲れを感じていたが、コーチから『君ならできる』と励まされ、もう一度跳べたんだ」と試合を振り返った。 2位には19歳のマッティア・フルラーニ(イタリア)が8m38(-0.5)で続き、自らが今年樹立したU20世界記録を2cm更新した。また、予選で8m41を跳んでいたシモン・エハンマー(スイス)は8m31(-0.5)で銅メダルを獲得している。 女子七種競技ではリオ・東京五輪金メダルのナフィサトゥ・ティアム(ベルギー)が6848点(13秒74、1m95、15m06、24秒81/6m59、53m00、2分11秒79)の大会新で優勝。男子5000mは世界選手権2連覇中のヤコブ・インゲブリグトセン(ノルウェー)が13分20秒11で制した。 イタリア勢が3つの金メダルを獲得。男子砲丸投はブダペスト世界選手権銀メダルのレオナルド・ファッブリが22m45の大会新で制し、男子110mハードルではロレンゾ・シモネッリが13秒05(+0.6)の自己新V。イタリア記録も樹立した。また、最終種目の男子100mでは東京五輪金のラモント・マルセル・ジェイコブスが10秒02(+0.7)で2連覇し、2位には自己新の10秒05をマークしたチトゥル・アリが続き、イタリア勢によるワンツー・フィニッシュとなっった。 女子円盤投は五輪・世界選手権で合計4つの金メダルを獲得しているサンドラ・エルカセビッチ(クロアチア/旧姓ペルコヴィッチ)が7連覇。男子20km競歩はブダペスト世界選手権銀メダルのペルセウス・カールストレーム(スウェーデン)が1時間19分13秒で勝った。
月陸編集部