<サッカーW杯予選>「豪州は日本を倒す武器を持っている」と豪州メディア
さらに、ルオンゴは、日本戦に向けて、こう語った。 「日本との対戦に何が賭かっているのかは分かっている。でも、監督は、ただポイントのために試合をしようと考えているようには見えない」 昨年10月のホーム・メルボルンでの日本戦は1-1の引き分けに終わった。ホームで戦う日本について、ルオンゴは、「日本にとっては、オーストラリアとの試合はどうしても勝たなければいけない試合で、日本は、より鋭いものを見せてくる」と、警戒している。 さらにルオンゴは、「(昨年10月は)日本が、あそこまで引いた戦いをするとは想定していなかった。今回は彼らのホームでの試合。我々が、よく知っている日本のサッカー(攻守の切り替えの速さを意識した攻撃的なサッカー)をしてくると思う。だが、日本がそういう試合をしてくることは、僕らにとっては適応しやすいんだ」。日本が勝ち点「3」を奪うために攻撃的サッカーを仕掛けてくるパターンを想定しゲームプランを練っていることを明らかにした。 ルオンゴは、「アンジェ監督は、経験のある選手でチームを作っている。どのポジションにも多くの選択肢がある。また残り2試合の組み合わせを見ると、サウジ戦を残している日本より、タイ戦を残している我々の方が有利だ。プレッシャーは日本にも僕たちにも同じだけかかっているけれど」と、自信を口にした。 また、豪州代表にとって、主将のミル・ジェディナクが欠場することは痛いが、MFのマーク・ミリガンは、「彼がいないのは難しいことではあるけど、僕も含めて経験ある選手たちがチームカルチャーを作っている。仕事をやってのけられると思う」と、経験でカバーすることを宣言した。 過去のW杯予選で日本は対豪州に対して1試合も勝ち点「3」を奪うことができていない。日本は勝てば勝ち点を「20」に乗せて6大会連続のW杯出場を決めるが、同じくW杯出場を狙う豪州が、そうはさせまいと日本の前に立ちはだかる。