なぜ“本格グルメ”が寺や神社で? 参拝客も絶賛「すごくだしが…」
■写経後に“イタリアン精進料理”
鳥取県・光澤寺。本堂の中では現在、写経が行われています。中ではみなさん、一文字一文字集中しながら、お経を書き写しています。 宿坊を営んでいる光澤寺。寺ならではの体験が、日帰りでできるとあって人気です。 日帰り体験者 「私3回来てる」 リピーターが続出している理由の一つ。それは、みな写真を撮りたくなるランチにあります。 実は、観光客が写経をしているその裏で、住職の妻が奮闘していました。 住職の妻で坊守 宗元恵美さん 「サツマイモとオレンジ煮。3点盛りの一つ」 実は調理をよく見ると、オリーブオイルを使用したり、ショートパスタをいためたりしていました。こちらはカボチャのリゾットです。 宗元恵美さん 「(Q.味付けは?)基本、ブイヨンと塩。あとは、もうカボチャのうまみ」 寺で作られたイタリアン精進料理。そのお味は? 日帰り体験者 「味付けがしっかりしている」 「肉がないとか魚がないとかではなく、満足感がすごくある。野菜とか自然のものばかりでもおいしい」 一体なぜ、イタリアンなのでしょうか? 光澤寺 宗元英敏住職 「田舎の寺にきてもらうには、何か変わったものがあったほうが良い。同じ精進でも和風ではなくてイタリアンにして食べやすいとか。若い人にも興味を持っていただけるように」
テレビ朝日