もう理不尽な“カスハラ”にはゴルフ場も黙ってない! 迷惑客の実例と対策の最前線とは?
相手がメンバーであっても毅然とした態度は必要
ゴルフ場の会員権を持つメンバーがゴルフ場に対して無理難題を要求することもあるそうです。「高いお金を払って会員になっているのだから、多少の無茶な要求はしてもいい」と勘違いしている人も一定数います。しかし大石氏は、度が過ぎた行為を行うと出入禁止になる可能性もあると話します。 「従業員に対して暴言を吐いたり無茶な要求をしてきたゴルファーは、基本的にゴルフ場側で記録として残しています。カスハラ対策として、現場で働くスタッフや他のゴルフ場とも密に情報交換を行い、全員で共有しておくことが大切です。明確に出禁にすること自体がトラブルのもとになる可能性があるので、『この日は予約で埋まってしまっていて…』と、遠回しにお断りするような対応をとることもあります」 このように、昨今では無茶な要求をしてくるゴルファーに対して毅然とした態度で対応するゴルフ場が増えつつあるようです。デフレ化においてはゴルフ場側も集客に影響しないように多少の粗相は見逃してくれたかもしれませんが、最近は流れが変わってきたといえるでしょう。 ルールやマナーを無視したり従業員に対してカスハラを行うゴルファーは、ゴルフ場を利用できなくなる可能性もあるので、注意したほうが良いでしょう。
e!Golf編集部