【DeNA】メキシコ球団と契約延長のバウアーに萩原龍大チーム統括本部本部長「現実的にはもう難しい」来季以降の交渉は未定
昨季、DeNAでプレーした20年のサイ・ヤング勝右腕トレバー・バウアー投手(33)が、今季終了までメキシコのレッドデビルズと契約を延長したことを25日(日本時間26日)、複数の現地メディアが報じた件について、萩原龍大チーム統括本部本部長が「補強期間ギリギリまでずっと交渉していく予定ではありましたけど、シーズンいっぱいはメキシコで契約するという話を聞いた。現実的にはもう難しいと考えています」と語った。 バウアーはレッズ時代の20年にサイ・ヤング賞に輝いたが、ドジャースに移籍した21年に起こしたDV(ドメスティック・バイオレンス)問題で出場停止処分を受け、MLBでプレーすることが難しくなり、23年はDeNAでプレー。19登板で10勝4敗、防御率2・76とその実力を見せつけた。 23年シーズン終了後には、MLB復帰を最優先にして退団。3月にはメキシコリーグのレッドデビルズと期間限定で5月までに5試合に登板する条件で合意し、その後1か月契約を延長した。ここまで7登板で5勝無敗、防御率1・50の成績を残していた。 開幕後もDeNAは動向を追っており「今後も彼の動きは注視していく」と話していたが、今週中にバウアーの代理人と交渉を行い、メキシコリーグで契約を延長することが決まっていると説明を受けていた。 来季の交渉について、萩原チーム統括本部本部長は「彼は引き続きMLBに行くことを望んでいると思う。日本に行くと決めた時にはうちが1番手になると信じていますし、その交渉はしていきたい。ただ、まだ来シーズンの話はまだ早い」と話すにとどめた。
報知新聞社