子どもが牛乳好きで、毎日「2本」は飲みます。1日500円ほどかかるのですが、「低脂肪牛乳」に変えるとどれだけ節約になるでしょうか?
成長期の子どもにとって、牛乳は重要な栄養源です。牛乳好きのお子さんがいる家庭では、毎日2本(約2リットル)もの牛乳を飲んでいるというケースもあるかもしれません。 しかし毎日大量に飲むことで気になるのがカロリーや脂肪分、そして経済面です。本記事では、牛乳を低脂肪牛乳に置き換えることで得られるメリットと、経済的な観点ではどれくらいの差があるのかを詳しく見てみましょう。 ▼節約のために「カップラーメン」はNG? 栄養バランスと節約を両立させる方法とは?
低脂肪牛乳に置き換えるメリット
低脂肪牛乳に置き換えるメリットを、栄養面と経済面から確認しましょう。 ◆カロリーの削減 通常の牛乳は200ミリリットルあたり約130キロカロリーです。1日に2リットル飲むと、総摂取カロリーは約1300キロカロリーになります。 これを低脂肪牛乳(200ミリリットルあたり約90キロカロリー)に置き換えると、900キロカロリーになります。つまり、1日のカロリー摂取量を400キロカロリー削減できるのです。 子どもが食べ盛りであっても、カロリーのとりすぎは心配という人もいるでしょう。そういった場合は、飲み物のカロリーから見直してみるのもおすすめです。 ・通常の牛乳:130キロカロリー(200ミリリットルあたり)×10(合計2リットル分)=1300キロカロリー/日 ・低脂肪牛乳:90キロカロリー(200ミリリットルあたり)×10(合計2リットル分)=900キロカロリー/日 ・カロリー削減:1300キロカロリー-900キロカロリー=400キロカロリー/日 ◆栄養価の維持 低脂肪牛乳もカルシウムやビタミンD、たんぱく質といった重要な栄養素を豊富に含んでいます。脂肪分が少なくても、子どもの骨の健康や筋肉の発達に必要な栄養をしっかりと摂取できます。
経済的なメリット
基本的に、牛乳は低脂肪牛乳のほうが安価な場合が多いです。例えば、Rakuten SEIYU ネットスーパーのデータによると、牛乳は価格の安いもので219円ですが、多くは250円前後です。一方、低脂肪牛乳は209円となっており、低脂肪牛乳のほうが10~40円ほど安いです(2024年7月26日時点)。 1ヶ月(30日)で60本(1日2本×30日)の牛乳を消費する場合の費用で計算すると、1本10円の差だと月間で600円、40円差の場合は2400円の差となります。年間で考えると約1万円~3万円と、塵も積もれば山となる金額です。低脂肪牛乳で節約できた分、より栄養のある食材を買ったり、たまの外食の費用にしたりするのも良いでしょう。
まとめ
低脂肪牛乳に置き換えることで、1日のカロリー摂取量を400キロカロリー削減し、脂肪摂取量を抑えながらも必要な栄養素をしっかり摂取することができます。また、低脂肪牛乳は牛乳よりも安価な場合が多いため、商品によっては月2000円以上の差にもなります。 とはいえ、子どもの好みなどもあるでしょうから、家族用に低脂肪牛乳、子ども用に牛乳とするなどでも、費用を抑えることができるでしょう。もし牛乳の費用や摂取カロリーが気になるのであれば、低脂肪牛乳の導入を検討してみてはいかがでしょうか。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部