ソウル漢江の自転車関連事故、過去3年間で300件超え…現行法では対応が難しく
【12月25日 KOREA WAVE】ソウル・漢江(ハンガン)で発生した自転車関連事故が過去3年間で308件に上っている。一部ではヘルメットの着用義務化や走行中のヘッドフォン、携帯電話の使用禁止を求める声が上がっているが、ソウル市は現行法では対応が難しいとしている。 ソウル市によると、漢江周辺で発生した自転車関連の事故は2022年に107件、2023年に117件、2024年は9月末までで84件。 市は事故防止のため自転車の時速20キロ以下での走行を推奨し、歩行者優先や指定道路の順守、飲酒運転および逆走禁止などのルールを広報している。また、漢江公園の11カ所にある案内センターでもこうした呼び掛けをし、自転車専用道路に安全運転を促す掲示板や横断幕を設置している。 さらに自転車愛好家からなる「漢江自転車パトロールボランティア」を組織し、走行中の携帯電話やヘッドフォンの使用自粛、ヘルメット着用の重要性を広める活動を展開している。 市当局は「規制の実施には道路交通法の改正が必要」とし、「自転車安全運転キャンペーンなどを通じて安全で快適な自転車道路環境の整備に努めている」としている。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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