ポルシェに乗ると笑顔になる! ポルシェジャパン×東京大学が開催する「LEARN with Porsche」が小学生たちに“夢の時間を提供する”理由とは
実際に開催してみると、参加者はもちろんのこと、主催側である中邑先生や黒岩さんにも少なからぬ驚きや発見、感動があったといいます。 「いざ、私が運転するポルシェで体験試乗へ出かけると、不安もあるのでしょう。最初は例外なく、子どもたちはみんな無言なんです。なので、私はその“間”を埋めるように、子どもたちにいろいろと話しかけるようにしています。 しかし、走行中にちょっと強めにアクセルペダルを開けたりすると、子どもたちの表情は一変します。それがきっかけに会話が深まり、クルマから降りる頃にはみんなの表情が変わっているのです。 子どもの場合、言葉で思いを表現するには限界がありますが、表情には反応が素直に現れます。それを目の当たりにできるのがうれしいですね。 ポルシェは3万点の部品からできている最高の工業製品だということが、子どもたちにも伝わった証だと思っています」(黒岩さん) 「ポルシェに対する子どもたちの素直な反応がいいですよね。都市部は、受験勉強などに追われ、大人びてしまった子どもたちが多いんです。でも、何か刺激に触れて、必死に感じて、それを表現しようする地方の子どもたちのストレートさは、大人が子どもや教育を見直すきっかけになると思います」(中邑先生) * * * 本筋である「LEARN with Porsche」は、スタッフによる入念な準備に基づき、参加者たちが夢を叶えるための原動力となる気づきや心構え、きっかけをつかんで欲しいというプログラムです。 中邑先生は、偶然が起こるかもしれない場を子どもに提供し、子どもが偶然に遭遇した事態を自らのものにしてゆく体験こそが、何が起こるか分からない今の時代では特に重要だといいます。 参加者たちの気づきや自主性を育み、夢を実現するための力を養う「LEARN with Porsche」の各プログラムは、開催地で暮らす地元小学生のための試乗体験においても、揺るぎないベンチマークとなっているようです。
村田尚之
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