やまない斎藤コール、大歓声の事務所前 兵庫知事選で逆風下の大逆転、主要政党の隙をつく
17日投開票の県知事選で返り咲きを確実にした斎藤元彦氏。逆風下の選挙戦で、交流サイト(SNS)を中心に支持を取り込み、候補者を一本化しきれなかった主要政党の隙を突くようにして票を呼び込んだ。 神戸市中央区の事務所にはこの日午後7時40分ごろから、支持者ら数百人が集まった。投票が締め切られた午後8時に一部の報道機関が早々と当選確実を速報すると、「おめでとう」などと大歓声がわき起こり、「斎藤コール」が響き渡った。 斎藤氏の陣営はSNSの発信に力を入れ、30~40人ほどで分担して日々更新できるように作業にあたったという。こうした戦略が奏功し、ネットを中心に斎藤氏を支持する声が徐々に拡大。終盤になると斎藤氏の街頭演説には多くの聴衆が集まり、周辺の歩道まで埋め尽くされる状況になっていた。