秋の褒章と叙勲 栃木県内から81人
とちぎテレビ
さまざまな分野で功績があった人に贈られる秋の褒章と叙勲の受章者が3日、発令され栃木県内からは80人あまりが受章しました。 今年の秋の褒章を受章したのは全国で812人と26の団体です。 栃木県内からは長年その道一筋に打ち込んできた人に贈られる黄綬褒章に4人、公共の仕事で功績のあった人に贈られる藍綬褒章に12人の合わせて16人が受章しました。 黄綬褒章を受章した栃木市箱森町の毛塚智之さん56歳です。さいたま市のパレスホテル大宮で総料理長を務める毛塚さんは情熱と熱意、そしておふくろの味を信念に調理部門のトップとしてホテル内で指揮を執っています。 埼玉県内の小中学校に出向いては自らが腕を振るってプロが作る給食を子どもたちに提供したり、食育セミナーなどの社会貢献活動にも積極的に取り組んできました。 毛塚さんはフランス料理の伝統的な調理法に加え、酒粕や味噌にフォアグラや肉を漬け込むなど、素材の良さを引き出す日本古来の醸造や発酵の製法を巧みに取り入れた料理にも力を入れてきました。 さらに高カロリーになりがちなフランス料理の研究を重ね、ソースにバターを使わず、野菜のペーストを活用するなどして、従来の10分の1の低カロリーソースも開発。さらに後進の育成にも情熱を注いでいるといいます。 一方、「秋の叙勲」の受章者について、栃木県からは、あわせて65人が受章しました。
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