「ロサンゼルスまで計画的に取り組む」 男子フルマラソンの鈴木朋樹は2位 パリのリベンジならず【大分国際車いすマラソン】
第43回大分国際車いすマラソンは17日、大分市内であり、フルマラソンの最速クラスは男子がパリ・パラリンピック銀メダルの金華(中国)が1時間18分31秒のアジア記録で初優勝した。パリ銅メダルの鈴木朋樹(トヨタ自動車)は1分3秒差の2位。女子はパリ金メダルのカテリーヌ・デブルナー(スイス)が1時間36分49秒で連覇した。 ■ピンクのユニホームで快走するドルーリー朱瑛里【写真】 金とはパリ以来の再戦となった鈴木は「面白いレースを」と35キロまで競り合った。風が強くなる中で前を走る展開が多くなり、徐々に体力を消耗。金のスパートについていけなかった。「スプリント力ではまだまだ彼には」と負けを認めた。 パリでは日本勢として16年ぶりのメダルを獲得。今年の最終レースで「最低限のことはできた」とうなずく一方で「持久力も含め、まだまだ伸ばせる部分がある。2028年ロサンゼルス・パラリンピックまで計画的に取り組みたい」と誓った。(中野剛史)
西日本新聞社