2歳娘死亡で一審・懲役12年の父親が逆転無罪「くじけず闘い続けよかった」…大阪高裁「脳の深部に損傷与える方法を検察側は立証せず」
FNNプライムオンライン
一審で実刑判決を受けた父親の裁判で、大阪高裁は逆転無罪を言い渡しました。 今西貴大さん(35)は2017年、大阪市の自宅で、当時2歳4カ月の義理の娘・希愛ちゃんの頭部に暴行を加えて死亡させた罪などに問われています。 今西さんは「病死の可能性が高い」などと無罪を主張し、一審の大阪地裁は「強い外力がないと生じない」などとして懲役12年の判決を言い渡しましたが、控訴審で今西さんは約5年半ぶりに保釈されました。 そして28日、大阪高裁の判決で「外力によるけがの痕を残さず、脳の深い部分に損傷を与える方法について検察側は立証していない」として無罪判決を言い渡しました。 今西貴大さん: 独房で過ごした5年半。くじけずに闘い続けてよかったと実感しています。きょうみなさまと一緒に無罪判決を聞くことができて、本当にうれしいです。
関西テレビ
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