「あとひとつ、乗り越えられないところが…」馬瓜エブリンが明かした苦しい胸の内 連敗のバスケ女子日本は崖っぷち【パリ五輪】
バスケットボール女子日本代表は現地時間8月1日、ドイツとの1次リーグ第2戦に臨み、64-75で敗れた。初戦の米国戦でも敗れており、これで2戦2敗。最終戦のベルギー戦(同4日)は決勝トーナメント進出に向けて勝利が必須条件だ。 【画像】ビジュ爆発!日本バスケを全力応援する広瀬すずのレアショット 日本は序盤から相手の高さに苦しみ、リードを奪われる。それでも第2クォーターから第3クォーターにかけて、三度同点に追いつく。この時間帯は速攻やパス回しで数的優位を作る機会が多く、3ポイントシュートの成功率も40%台に上昇。チームが目指す戦いを展開できていた。 ただ、第3クォーター後半以降は攻撃の停滞とシュートの失敗が目立ち、その間にドイツはインサイドでのシュートとフリースローで確実に加点。最後は11点差をつけられた。 個人スタッツを見ると、日本の得点リーダーは高田真希で15得点。宮崎早織は3Pシュートを4本決めて13得点を挙げた。対するドイツはサトウ・ザバリーが33得点とチームの半数近くを占めた。身長190cmのザバリーはゴール下でのシュートに長ける一方、8本のフリースローも全て成功。強さとうまさの両方で上をいかれてしまった形だ。 試合後、『テレビ朝日』のフラッシュインタビューに応じた馬瓜エブリンは「終始相手のインサイド攻撃にやられてしまって、自分自身……」と話した瞬間、堪えきれず涙。「みんなをプッシュできなくて責任を感じています」「ディフェンスの部分であとひとつ、乗り越えられないところが苦しい」と胸の内を明かした。 それでも馬瓜エブリンは最後に「まだ試合があるので、皆さんにしっかりと日本のバスケットを見せられるように、みんなでいい顔してプレーしたいと思います」と気丈に対応。1次リーグは泣いても笑ってもあと1試合、ベルギー戦を残すのみだ。最後まで笑顔でやり切ってほしい。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]