FC町田ゼルビアのサポーターと選手たち　撮影：中地拓也

　J1のFC町田ゼルビアが公開した今年最後の「国立決戦」への告知動画にファンが胸を熱くさせている。 ■【動画】「号泣…」「谷原代表の声にゾクゾクしたっ」「サポ歴19年の重みを感じます…」の声! 谷原章介の“語り”が熱いJ1町田の“国立決戦”告知動画■ 　昨季J2優勝でJ1初昇格を果たした町田は、開幕直後から堅守速攻のサッカーで白星を連ねて首位快走を続けた。しかし、7月下旬から勝点を取りこぼす試合が増え、直近3試合は1分け2敗で3位にまで転落。首位のサンフレッチェ広島とは勝点差6を付けられている。代表ウィーク明けから、柏レイソル、サガン鳥栖と戦うが、その後の3戦目、11月9日の第36節ではFC東京と国立競技場で対戦する。 　この窮地で迎える「国立決戦」へ向け、クラブが「夢を、”夢のまま”で、終わらせてたまるか。」と銘打った告知動画を制作し、公式エックス（旧ツイッター）で公開した。 　その1分27秒の動画は、47年前のクラブ創設からの歴史を当時の写真、映像を交えての振り返りから、今季の戦いぶりを昌子源キャプテンがゴール裏で語ったメッセージを乗せて紹介している。そして、“ゼルサポ”歴19年でJ1昇格時にはともに涙を流した俳優・谷原章介が“語り”を担当し、サポーターの声を代弁。最後に「ここからだ　集え、闘え、町田。」と記した力強く、感動的なものとなっている。

■「谷原さん…?谷原さんじゃない?」

　この町田が制作した「国立決戦」への告知動画、そして谷原氏の“語り”に対して、サポーターからはSNS上に次のようなコメントが寄せられた。 「谷原さん…?谷原さんじゃない?」 「号泣…　国立、今度こそ絶対勝って優勝に望みをつなぎたい…!!」 「谷原代表の声にゾクゾクしたっ」 「谷原代表の語り!!サポ歴19年の重みを感じます…まだまだここから　共闘」 「谷原章介さんのナレーションによる感動的な動画。目頭が熱くなる。」 　町田が国立で戦うのは今季4度目で、4月はヴィッセル神戸に1-2、7月は横浜F・マリノスに1-2で敗れ、8月の浦和レッズ戦は2-2の引き分け。J2だった昨季の東京ヴェルディとの国立対決も2-2ドローで、黒田剛監督就任以降、町田は国立で2分け2敗と勝利がない“鬼門”となっている。 果たして、ここから町田が再び立ち上がり、鬼門を突破した上で逆転優勝を成し遂げられるのか。J1の最終局面に多くのファンが注目している。