宿泊や飲食・土産で使えるクーポン券

　いすみ市は、客足が減る冬から春にかけての観光閑散期の集客対策として、市内での宿泊客に対し最大3000円分のクーポンを配布する。観光需要の押し上げが狙い。期間は今月から来年3月末まで。実施事業者は観光地域づくり法人（DMO）、一般社団法人ツーリズムいすみ（同市）。 　市水産商工観光課によると、宿泊費8000円以上で1人2000円分（1000円分を2枚）、8000円未満では1人1000円分のクーポンをそれぞれ配布。いずれも割引券として精算時に使用できる。 　また、いずれの宿泊客に対しても、市内の飲食店や土産物店で使える1000円分のクーポンを配る。宿泊は6000枚、飲食・土産は3000枚で、無くなり次第終了となる。 　宿泊施設はホテルや民宿・旅館のほか、グランピングなども対象だが、いずれも対面での受け付けのある施設に限る。同課は「この時期は夏場の海水浴シーズンと違い、どうしても観光客が減ってしまう。クーポンを活用し、自然豊かな市内に滞在してもらえたら」としている。