国内で2頭だけ飼育 妊娠11カ月のマルミミゾウ エコー検査で「赤ちゃん無事成長している」 広島市
広島ニュースTSS
明るいニュースの続報です。 広島市の安佐動物公園で妊娠中のマルミミゾウのエコー検査の様子が公開されました。 お腹の赤ちゃんゾウはどれくらい大きくなったのでしょうか。 雨の中、のんびり歩くマルミミゾウのメイ、妊娠11か月です。 マルミミゾウは日本では安佐動物公園での2頭しか飼育されておらず国内で妊娠が確認されたのは今回が初めてです。 妊娠がわかってから3か月お腹の大きさにあまり変化は見られませんが乳房が少し大きくなり外側に向いてきています。 26日は、およそ1カ月ぶりのエコー検査の日。 【久保田記者】 「いま、メイが検査に呼ばれて行きました。パートナーのダイも見守っています」 ゾウのエコー検査は人間に使う機械と同じものでメイの妊娠を祝ってカープ球団から寄付されました。 ジェルを塗っていよいよ検査です。 赤ちゃんゾウの大きさは推定でおよそ50センチメートルになっていました。 【野田亜矢子 獣医師】 「心臓も大きくなっていました。赤ちゃんも大きくなっている。見えればすごくうれしいですね。赤ちゃんも無事成長しているのがわかる」 断定はできませんが「目」のようなものも見えました。 出産は来年8月~10月、園では今後、ゾウ舎を改築し出産に備える予定です。 また26日から、安佐動物公園はクラウドファンディングを開始しました。 目標金額は1400万円で出産予定日を予測するための血中ホルモンの分析装置や赤ちゃんゾウのミルクの購入に充てられるということです。 <スタジオ> 【コメンテーター:広島大学大学院・匹田 篤 准教授】(社会情報・メディア論が専門)】 「博物館・動物園含めて、博物館全体の役割として、収集・保存・蓄積・活用というふうにあるんですけれども、この種の保存というのは動物園・水族館にとって、とても大事な役割で、それを本当に広島の動物園が、しっかりと力を入れてやってくれているところ私達もっと誇りに思いたいですね」 今回行われているクラウドファンディング午後5時の時点で既に196万円まで達しているということです。
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