事務処理怠った職員2人を戒告 岡山県笠岡市が懲戒処分
岡山県笠岡市は26日、事務処理を怠った総務部の主事(28)と、市発注の工事代金を業者に支払っていなかった健康福祉部の係長(49)の2人を戒告の懲戒処分にしたと発表した。 主事は地域福祉課に在籍していた3月、障害者を扶養する保護者が加入する「障害者扶養共済制度」の申請書を市内在住者から受け取ったが、ほかの業務を優先して3カ月間処理を行わなかった。 係長は長寿支援課で市有施設の空調設備更新を担当。発注業者による工事は昨年7月に完了したが、今年6月に判明するまで代金118万円の支払いを失念していた。 2人の処分はいずれも26日付。指導責任があるとして上司3人も訓告や口頭注意とした。栗尾典子市長は「市民の職員に対する信頼を著しく失墜させるものであり、心からおわび申し上げる」とコメントした。