「常習性もうかがえる」寝付かない2歳の娘に睡眠薬入りジューズを飲ませた罪 母親(30)に有罪判決 広島地裁福山支部
広島県福山市内の自宅で、当時2歳の娘に睡眠薬を飲ませたとして、暴行の罪に問われた無職の母親(30)の裁判で、広島地裁福山支部は26日、有罪判決を言い渡しました。 【写真を見る】「常習性もうかがえる」寝付かない2歳の娘に睡眠薬入りジューズを飲ませた罪 母親(30)に有罪判決 広島地裁福山支部 判決などによりますと、母親は8月8日午前4時ごろから同4時半ごろまでの間、子どもなどへの服用に安全性が確立されていない「ゾルピデム」を含む睡眠薬を入れたジュースを飲ませました。 広島地裁福山支部の松本英男裁判官は「睡眠薬入りのジュースを飲用させる行為は、重篤な障害を引き起こしかねない誠に危険な犯行」とし、自分の時間をつくろうと容易に寝ない娘を寝させようとした犯行動機を「自分本位の考えによるものであり、酌量の余地は全くない。犯行については常習性もうかがえるところでもあり、厳しい非難を向けなければならない」と指摘しました。 一方で、「事実を認めて反省の態度と更生の意欲を示している」ことなどから、懲役6カ月、執行猶予3年(求刑:懲役6カ月)の判決を言い渡しました。
中国放送
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