掛川西が60年ぶりの夏甲子園勝利!4番・堀口「大応援団の声援が力になった」【24年・夏甲子園】
<第106回全国高校野球選手権大会:掛川西8ー4日本航空>◇10日◇1回戦◇甲子園 【トーナメント表】夏の甲子園 4日目までの結果一覧 26年ぶり出場の掛川西(静岡)が、日本航空(山梨)を終盤に突き放して、60年ぶりの夏甲子園勝利を手にした。 初回に先頭打者からの4連打などで3点を先制。2回までに3対4と逆転を許したが、4回に追いつくと、7回には2死走者なしから、四球を挟んで5連打で一気に4点を勝ち越した。 4回に同点打を放った鈴木 脩平内野手(2年)は、この日5打数4安打2打点と、チームの15安打を引っ張った。 一塁側アルプスを埋め尽くした大応援団の後押しも受けながら、日本航空を押し切って勝利。1964年に挙げた引き分け再試合後の甲子園初勝利から、60年ぶりの勝利に酔いしれた。 4番の堀口 泰徳捕手(3年)は「大応援団の声援が力となっていました。そして僕は大石先生(監督)の熱い人柄に憧れて掛川西に来たので、甲子園で1勝を挙げられて嬉しい。大石先生のような熱い男になりたいです。次の相手は強豪だと思いますが、一戦一戦を謙虚に戦っていきたいです」と言葉に熱を込めた。次戦は岡山学芸館(岡山)と対戦する。 日本航空は初回に3点を先制されながら、1回裏に2点を返すと、2回に2点を奪って逆転に成功。終盤に逆転されて敗れはしたが、12安打を放つなど粘りを見せた。3年ぶりの初戦突破はならなかったが、打撃力があるところを見せつけた。