WBC世界フライ級王者の寺地拳四朗「怖さはある」WBA王者ユーリ阿久井に興味 城陽市など地元訪問で
プロボクシングWBC世界フライ級王者の寺地拳四朗(32=BMB)が7日、地元の京都府宇治市役所、久御山町役場、城陽市役所へ首長を表敬訪問した。世界戦勝利後の恒例だ。 10月13日に実施された同級王座決定戦でクリストファー・ロサレス(ニカラグア)に11回TKO勝ち、2階級制覇を達成した。この日、城陽市役所では奥田敏晴市長らを前に「4団体統一したい。(ライトフライ級では)4つのベルトを持ってこられなかったけど、フライ級で4つのベルトを持ってきたい」と改めて意気込んだ。 対抗王者のうち、WBAのユーリ阿久井政悟(倉敷守安)、WBOのアンソニー・オラスクアガ(米国、帝拳)はともに同じ興行に出場しており、統一戦実施に大きな支障はないとみられる。寺地は「どちらでもいい。統一するなら(両者と)やらないといけない。日本人同士なら(マッチメークが)やりやすいのかな」とWBA王者に興味を示した。ユーリ阿久井の印象について「ファイターで圧力が強いイメージ。怖さはある。パンチがあると思うので」と語った。BMBジムの寺地永会長によると、次戦は2月ごろの見通し。 フライ級初戦の前回は被弾を抑えながらKO勝ち。理想的な内容だった。「今回はダメージが少なかった。(試合後の)疲れ方が全然違う。いつもより元気。あのスタイルなら(選手)寿命が延びたかな」。今回は試合から数日でロードワークを再開。現在はジムワークや体づくりのトレーニングにも励む。 自宅ではホタテ、カキ、イカ、アサリなど海鮮を使った「スパイスカレー」作りに挑戦した。使用したスパイスは「まだ6種類ぐらい」。こちらもボクシング同様に究めていくつもりのようだ。