ジェシー・ロドリゲスとの対戦を熱望 WBC世界フライ級新王者の寺地拳四朗 地元3市町を表敬/ボクシング
プロボクシングのWBCフライ級王者の寺地拳四朗(32)=BMB=が7日、京都・城陽、宇治、久御山の地元3市町を表敬訪問。城陽市役所では奥田敏晴市長らと歓談し、先月の2階級制覇達成を報告するとともに「フライ級で4本のベルトを持ってきます」と4団体統一への思いを語った。 寺地は今年7月、WBAは3度、WBCは4度の防衛に成功していたライトフライ級王座を返上し、1階級上のフライ級に転向。初戦となった10月13日のWBC世界同級王座決定戦(東京・有明アリーナ)で同級2位のクリストファー・ロサレス(ニカラグア)を攻守に圧倒し、11回TKOの完勝で2階級制覇を成し遂げた。 ほとんどパンチをもらうこともなく、「今回はダメージが少なく、試合後はいつもより元気でした」と来年2月ごろに次戦を行うことを想定し、練習を再開しているという。現段階では、相手は決まっていない。 それでも「統一戦をやりたいが、誰が来ても良いように調整していく」と強調。対戦の可能性が高いとされるWBA同級王者のユーリ阿久井政悟(29)=倉敷守安=については「ファイターで圧力が強く、パンチもある。その怖さはある」とイメージを語った。 また、寺地は来年1月に33歳の誕生日を迎える。自身の現役生活を35歳ぐらいまでと見すえ、「(フライ級での)王座統一にこだわりはあるが、選択肢は広く考えている。もう一回、階級を上げても良い」と明言。究極的な目標として「シンプルに強い。そこを超えられれば、最高。知名度もある」として1階級上で20戦全勝(13KO)のWBC世界スーパーフライ級王者、ジェシー・ロドリゲス(24)=米国=との対戦を熱望した。 一方で、私生活では結婚について「全然ない。願望もない。ネコがいれば、幸せ」ときっぱり。最近では、シーフードのスパイスカレーを作ったといい、シングルライフを満喫しているようだ。