【MLB】ヤンキースがベリンジャーを獲得 球団史上4組目の親子コンビに カブスは余剰戦力の整理に成功
日本時間12月18日、ヤンキースはカブスとのトレードを成立させ、2019年ナ・リーグMVPのコディ・ベリンジャーの獲得に成功した。ベリンジャーはカブスがカイル・タッカーを獲得したことで余剰戦力となり、放出が既定路線に。「ベリンジャーが最もフィットする球団」と言われていたヤンキースが順当にトレードを成立させた。ヤンキースはトレードの対価として右腕コディ・ポティートを放出。また、カブスはベリンジャーの残り契約のうち、500万ドルを負担することになっている。 2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 現在29歳のベリンジャーはドジャース時代の2017年に新人王、2019年にはMVPを受賞したスター選手。2020年以降は不振が続き、2022年オフにノンテンダーFAとなったが、カブスへ移った2023年に打率.307、26本塁打、97打点、20盗塁、OPS.881と復活を遂げた。しかし、カブスと再契約を結んだ今季は130試合に出場して打率.266、18本塁打、78打点、9盗塁、OPS.751と平凡なパフォーマンスに終始。シーズン終了後、選手オプションを行使してカブスに残留したが、タッカーが加入したことで余剰戦力となり、放出が確実視されていた。 ベリンジャーの来季の年俸は2750万ドル。2026年は年俸2500万ドルの選手オプション(またはバイアウト500万ドル)となっており、この残り契約のうち500万ドルはカブスの負担となる。ヤンキースはベリンジャーを正中堅手として起用し、主砲アーロン・ジャッジを中堅から右翼に戻すとみられるが、有望株ジェイソン・ドミンゲスが正中堅手に収まった場合、ベリンジャーは主に左翼を守ることになるだろう。なお、ベリンジャーの父クレイもヤンキースでプレー経験があり、球団史上4組目の親子コンビが誕生した。 カブスへ移籍するポティートは30歳の右腕。2年ぶりのメジャー昇格を果たした今季はヤンキースで5試合(うち4先発)に登板して3勝0敗、防御率2.22と結果を残し、谷間の先発としての役割を果たした。