インテル、“古巣対戦”のフラッテージが2ゴール! エンポリを3-0で下して白星奪取
セリエA第10節が30日に行われ、エンポリとインテルが対戦した。 ここまで9試合を消化したリーグ戦で5勝3分1敗を記録し、勝ち点「18」の2位につけているインテル。セリエA連覇を目指して今シーズンを戦う昨季の王者は、開幕から全公式戦で1敗のみと好調なスタートを切っている。しかし、いまだリーグ首位には立てておらず、前節ユヴェントス戦で引き分けたためナポリとのポイント差がさらに拡大。勝利必須のなか、敵地でエンポリと激突した。 試合は、立ち上がりの12分にインテルがチャンスを迎える。敵陣中央でマルクス・テュラムが倒されフリーキックを獲得し、キッカーを務めたフェデリコ・ディマルコが左足で鋭いクロスを供給。エンポリのアルディアン・イスマイリに当たったボールが枠に飛ぶが、GKデビス・バスケスのビッグセーブによって防がれた。 さらに19分、ポゼッションでインテルがエンポリを押し込み、相手に当たってディフレクトしたボールをヘンリク・ムヒタリアンが中盤で回収。パスを受けたラウタロ・マルティネスが前を向き、前線で走り出したマッテオ・ダルミアンへとボールを繋ぐ。パスはミスとなってDFにカットされたものの、こぼれ球をダルミアンが拾ってそのままシュート。ネットを揺らして先制かと思われたが、ダルミアンのハンドが認められたため得点は取り消された。 すると、31分に大きなターニングポイントが訪れる。エンポリのサバ・ゴグリチーゼがインテルのM・テュラムと接触。当初主審はイエローカードを提示したが、オンフィールドレビューによって判定がレッドカードに変更された。エンポリは早くも10人での戦いを強いられることになる。 そんななか、50分にインテルが均衡を破る。敵陣深くでパスを繋いでエンポリを押し込み、アレッサンドロ・バストーニがボックス内にクロス。ゴールラインを割りかけたボールをダルミアンが頭で残し、古巣対戦となったダヴィデ・フラッテージがワントラップから左足を振り抜く。DFに当たったシュートは不規則な軌道を描きながらゴールイン。インテルが先制に成功した。 67分にはフラッテージが再びスコアを動かす。自陣深くでブロックを敷くエンポリに対し、インテルが支配率を高めて主導権を掌握。右サイドでボールを持ったニコロ・バレッラがボックス内のラウタロへと斜めに差し込み、相手を背負いながらワンタッチで丁寧なラストパスを出す。反応したフラッテージがシュートを放ち、ボールは枠の左下に一直線。インテルがエンポリを突き放す追加点を挙げた。 攻勢を強めるインテルは79分、最終ラインでパスを繋ぐエンポリに対して果敢にプレス。ペナルティエリア手前でインターセプトしたバレッラがラウタロにパスを送り、左足で流し込んで3点目をマークした。結局、そのまま試合は3-0で終了。インテルが勝ち点「3」を積み上げた。次節、エンポリは来月4日にホームでコモと対戦。インテルは来月3日にホームでヴェネツィアと対戦する。 【スコア】 エンポリ 0-3 インテル 【得点者】 0-1 50分 ダヴィデ・フラッテージ(インテル) 0-2 67分 ダヴィデ・フラッテージ(インテル) 0-3 79分 ラウタロ・マルティネス(インテル)
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