「これ異常ですよ」インフルエンザ『A型』・『B型』に『新型コロナ』、同時流行の恐れも その特徴は
読売テレビ
大阪府のインフルエンザの感染者数が、昨年末にかけて急増していて、今シーズンも既に、警報レベルになっています。そして今、 “異常な流行”になっている、ということです。医療の現場を取材しました。 8日、大阪府内のクリニックでは年末に発熱したという80代の女性が診察を受けていました。 水野クリニック・水野宅郎院長 「“コロナ”とインフルエンザ両方検出されました。インフルエンザA型と“コロナ”。咳と熱のお薬を出しておくから、それで様子見ましょう」 インフルエンザと新型コロナ。2つの感染症にかかっていました。 2024年の年末、近畿2府4県でインフルエンザの患者数は、大流行の可能性を示す「警報レベル」に。8日に訪ねたクリニックでは、年が明けても発熱を訴える患者が相次いでいて、その約半数が「陽性」だったということです。 水野院長 「これ異常ですよ。インフルエンザ、これだけ注意喚起されてもどんどん広がっていくのはちょっと異常。今のところ(インフルエンザの)『A型』。『B型』が確かに、ちらほらみられてきてる」 急激な発熱が特徴の「A型」は、1月から2月にかけて流行します。一方、おう吐や脱水症状を起こしやすい「B型」は、2月から3月にかけてピークを迎えます。 ただ今年は、早くもB型の感染患者が確認され始めていて、A型とB型の同時流行、そこに“新型コロナ”の感染も重なる恐れがあるといいます。 水野院長 「(インフルエンザの)『A型』にかかったあと『B型』にかかることもあるし、『B型』のあとに『A型』にかかることもある。“新型コロナ”も出てきているので、3つがはやることはあり得る」 年が明けても警戒が続く感染症の猛威。その同時感染に注意が必要です。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
(中谷しのぶキャスター) 「先生によりますと、いま流行しているインフルエンザA型の株ですが、感染力が強いということです。本来であれば冬休みでA型は収束するものの、年末年始を経てもこれだけ流行しているのは異常なほどの感染力の強さだということです。