【速報】岸和田市長に再びの「離党勧告処分」 大阪維新の会「市長はできる範囲で説明した」と判断、性的関係めぐり女性と和解
女性との性的関係をめぐり、裁判で和解した大阪府岸和田市長について、所属する大阪維新の会はきょう「離党勧告処分」と改めて判断しました。 岸和田市の永野耕平市長(46)は、府内に住む女性から、繰り返し性行為を強要されたとして提訴され、先月、永野市長が解決金500万円を支払うことなどで和解が成立しました。 永野市長が所属する大阪維新の会は今月4日、離党勧告処分を出し、永野市長に対して「じゅうぶんな説明が果たされない場合」は除名処分とも伝えました。 こうしたことから、永野市長は金曜に記者会見を開き、女性との不倫関係を認め、性加害は無かったと釈明しました。これを受けて維新は8日、綱紀委員会を開いて永野市長から事情を聞いたうえで、離党勧告処分としました。 大阪維新の会の杉江幹事長は、「女性側の主張が全て真実であれば、除名処分相当だと思うが、和解も成立して、市長の主張と相手方の主張が違う中、市長はできる範囲で説明を尽くされた」と話しました。しかし、「維新の会として一緒にやっていくのは難しい」として、最終的に離党勧告処分と判断しました。 永野耕平市長は、「離党勧告処分についてはしっかりと重く受け止めたい。進退はこれまで申し上げたとおり。今後も市民のために務めて参りたい」とコメント、市長を辞職する意向は無いとしています。